
髙井養鶏の生産
卵づくり


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育雛・育成過程
育雛・育成
自社専用農場である「あゆみ農場」にて、雛の成長を考慮した丁寧な管理のもとに育てています。初生びな(孵化直後のひな)を温度管理、衛生管理の行き届いた育雛舎で6週間、その後育成舎に移し、元気でおいしい卵を産むための栄養の提供とワクチネーションをはじめとする病気の予防処置を施されて120日齢ごろまで過ごします。
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2
成鶏過程
採卵
産卵準備ができた鶏は、成鶏農場である「富士見農場」、「赤城山農場」に移動し、580日齢ごろまで過ごします。ここでは鶏の生理と快適性に配慮したウインドウレス鶏舎内で、コンピュータによる温度管理・点灯管理のもとで生活し、卵を生産します。給餌や集卵、除糞も自動化した設備で行い、鶏の健康、卵の衛生にも十分な配慮がなされています。鶏舎から集卵所に集められた卵は、製造前検査を行って製品にはできない卵を除去したのちに、GPセンターに向けて出荷されます。産卵期を終えた鶏は1ロットごとにすべてを専門業者に引き渡され、その役目を終えます。鶏がいなくなった鶏舎は清掃、洗浄、消毒して、次の若い鶏が移動してくるのを待ちます。
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自社GPセンターでの
製品製造工程 -
4
出荷準備
ロボット等で荷造し、出荷を待ちます
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堆肥づくり
鶏ふん堆肥は、肥料効果が期待できる有用な有機質資源として広く活用されています。農業の担い手不足による高年齢化の進展などにより、すぐに使用可能な、有機物分解の進んだ、臭いが少ない、より高品質で取り扱いのしやすいものが求められています。そのため、当社では、最長6か月を掛けてゆっくりと堆肥化を行い、専用車での撒布サービスをはじめ、取り扱いのしやすいペレットに成型した15㎏入りの小袋や大型農家向け、輸出向けの大袋等の袋詰めで、ご要望にお応えしています。また、堆肥を化成肥料の一部代替として考える耕種農家からの引き合いも多くなっており、今後を見越して積極的な施設整備を行っています。

資源循環の起点として
当社は、穀物を卵に変えて消費者に提供し、副産物である堆肥を土壌の栄養源として広く供給し、そして、豊かな土壌からおいしい米麦を自ら生産しています。当社は、今後も資源循環の流れをさらに太くするための役割を積極的に果たし、食料の安定的な生産に貢献します。
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健康な 産卵鶏を育てる
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鶏ふんを 有機質肥料に加工
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肥料を使って 農作物の栽培利用へ
株式会社髙井養鶏
食品安全方針
私たちは、「食を通して健康と笑顔のお手伝い」をモットーに、人にも鶏にも安心・安全な環境から生産された食品を、信頼できる衛生設備と管理システムで、高い品質のままお客様にお届けするために、次のことを実践します。

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❶
私たちは、食品安全マネジメントシステムの維持・改善に努めます
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❷
私たちは、食品安全に関する法令・規則を遵守します
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❸
私たちは、外部機関と積極的なコミュニケーションを図り、生産品質の向上努力を続けます
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❹
私たちは、循環型社会を担う企業としての役割を常に自覚し、信頼性の高い製品づくりに努めます
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❺
私たちは、すべての従業員へ食品安全の重要性を周知し、食品安全への取り組みを推進します
株式会社髙井養鶏
衛生管理方針

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❶
飼養衛生管理基準を十分に理解し、他の法を含め、その遵守を心がけ、家きん伝染病の発生予防・まん延防止に努めること
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❷
農場HACCPの導入により、記録・記帳、データに基づいて家きんの衛生管理状況を的確に把握し、適切な対応の機を逃すことなく講じること
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❸
家きんの快適な生活が確保されるよう、飼養・衛生環境の改善に常に留意すること
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❹
家きんの衛生に関する情報を積極的に収集し、社内で共有を図ること
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❺
食料の供給者として、生産物の安全性確保に最大限の配慮を行うこと
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❻
農場内外の整理・整頓・清掃に努めるとともに、地域環境の改善と向上に積極的な役割を果たすこと
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❼
地域の家きん農場・関係者と協力し衛生管理の向上を図ること